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2012.07.28 SAT 22:32:50   通報する

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ボサノヴァの名曲「イパネマの娘」の各ヴァージョンあれこれ

出典:www.theparisreview.org/blog...

カヴァー数は全世界で第二位の曲。万単位のヴァージョンがあるそうです。
さて一位は?
ビートルズのイエスタデイなんですね。

さて、どんなヴァージョンがあるんでしょうか。
探してみましょう!

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Shigeki Miyata元音楽プロデューサー、現暇人。

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出典:YouTube

これが1962年に初演された際の音源です。João Gilberto ,Tom Jobim, Vinicius de Moraes, & Os Cariocas

1962年8月、リオ・デ・ジャネイロのノッサ・セニョーラ・ヂ・コパカバーナ街にある【オー・ボン・グルメ】のステージでイパナマの娘【Garota de Ipanema】が初演されました。

ジョアン、ジョビン、ヴィニシウスが登場しヴァースでこんなことを歌っています。
ジョアン:なぁトム、もしキミが今、僕らに愛を語る歌を作ってくれるなら、どんなに素敵なことだろう。
ジョビン:なぁ、ジョアンヂーニョ、このポエムを書くのはヴィニシウス以外に思いつかないな。
ヴィニシウス:それじゃぁ、その歌を歌うのはジョアンの他に誰がいるんだい?
観客一同笑います
ジョアン:あぁ、だけど僕なんか、、、僕は君ら以上に君らが好きだからさ。
そうだ、それなら三人で歌った方が早そうだね。
そろそろ始めようか。

録音物に刷る予定がないショウだったので正式音源は発売されていませんが、ボサ・ノヴァの三巨匠の共演はとても珍しい。これ以外は見当たらないそうでしょうね。

突然、入ってくるのはオス・カリオカスです。

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出典:YouTube

スタン・ゲッツ、ジョアン・ジルベルト&アストラッド・ジルベルト。

ジャズ史上で最も売れたアルバムゲッツ/ジルベルトのヴァージョンです。
あえて言うならこれがオリジナル・ヴァージョンと言えるでしょう。

しかし、いくらなんでもスタン・ゲッツのサックスの音は大きすぎますね。
繊細で絶妙なタッチのピアノはトム・ジョビンです。

ところが、、、
続く >>>>

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出典:YouTube

Astrud Gilberto - The Girl From Ipanema (Slow)

ゲッツ/ジルベルトのプロデューサー、クリード・テイラーは上のヴァージョンからジョアン・ジルベルトの歌をバッサリとカットして、シングル盤として発売しました。
かなりアーティストをバカにした野蛮な行為ですね。
当然、ジョアン・ジルベルトは怒り心頭。
しかし、このヴァージョンが世界的なヒットとなり、ボサ・ノヴァの世界進出の大きな引き金となりました。
歴史とは皮肉なものですね。

アストラッド盤の功罪はイロイロと考えられるでしょうが、「ボサ・ノヴァ歌手はあまり歌が上手くなくてもボソボソ歌えばいい」という誤解を広めてしまったことは否めません。

ある年代以上にはジルベルトといえばアストラッド、という時代がありました。

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出典:YouTube

1964年、大スターフランク・シナトラも取り上げました。

TV番組からですが、ギターを弾いているのは作曲者トム・ジョビン。
この二人のノリを聴くと、アメリカ人が解釈したボサ・ノヴァとブラジル人本来の感じ方の違いがわかると思います。
シナトラはあくまでもフォー・ビートのスウィング感で歌い、ジョビンは二拍子のサンバのスウィング(バランソ)で歌っています。

日本人が勘違いしているのは、ボサ・ノヴァをエイト・ビートだと思ってしまっていることですね。
ジョビンのノリを注意深く聴いて見てくださいね。

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出典:YouTube

大御所エラ・フィッツジェラルドも歌います。ただし「イパネマの少年」。

1971年のサン・パウロの公演映像です。
バックはトミー・フラナガン・トリオ。
ここまでくると、完全にフォー・ビート!
ボサ・ノヴァという概念からは遠く離れています。

どんなスタイルにも適応できる、こんなところに「イパネマの娘」の底知れぬ懐の深さがあるのでしょうね。

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出典:YouTube

パット・メセニーはこんな解釈をしています。

さすがは、パット・メセニー。
自身のオリジナリティーとトニーニョ・オルタ等との親交を通して親しんだミナスの音楽との絶妙なミックスですね。
大好きです。

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出典:YouTube

スティーヴィー・ワンダーも。

2011年、リオで行われたロックフェスでスティーヴィー・ワンダーがハーモニカで演奏。
大観衆の大合唱も凄い!

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出典:YouTube

エイミー・ワインハウスだって、、

「イパネマの娘」は打ち込みにも対応します。

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出典:YouTube

津軽三味線でイパネマの娘。

ここまで来れば、怖いものなし!

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出典:YouTube

日本の高校生だって、、

全体的なヨットコショ・ノリが可愛い!
でも、もう少しちゃんとテューニングしようね。

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出典:YouTube

アストラッド、キミはそこまでやるのか?

場末のスナックに似合いそうですね。
尺八まで使うとは、アナキズム一歩手前です。
カフェ・ミュージックならぬ、スナッキー・ミュージック。

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出典:YouTube

ジョアン・ジルベルトとカエターノ・ヴェローゾ

1998年、ブエノス・アイレスでのボサ・ノヴァ四〇周年記念コンサート。
誰にも真似できない、唯一無二のジョアン・ジルベルトのノリを堪能してください。
にしても、なんと贅沢な共演。

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出典:YouTube

30年後の再会。

1992年、ジョビンのショウにジョアンは招かれて数曲共演しました。
30年という年月、あれから全く違う道を歩んできた二人の胸をよぎったのは何なのでしょうか。
しかし、ジョアンもジョビンも幸せそうですね。

このまとめへのコメント (1件)

投稿者:

2013.09.09 MON 03:32:54   通報する

素晴らしい、本当に素晴らしいブログです。「イマネマの娘」は当時の私たち日本人のボサノバへの入口でした。名曲とは不思議なものでゲッツ・ジルベルトのあの曲は今でも洗練されています。当時のボサノバのコメントに「都会的で洗練されたジャンル」と評価されていました。私はボサノバは白人から見たサンバだと思っています。ジョルジベンはこういう感じの曲はあまりないと思います。ジョアンの発明したギターのバチータに触発されたトムジョビンの作り出した曲は今でも世界で演奏されていると思います。

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